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CFRミーティング
通貨戦争、資本管理、 そして国際通貨システムの未来

スピーカー
ベン・ステイル 米外交問題評議会 国際経済担当シニア・フェロー
アラン・テイラー モルガン・スタンレー シニアアドバイザーアジャイ・シャー インド国立財政政策研究所教授
プレイサイダー
セバスチャン・マラビー 米外交問題評議会・地政経済学センター所長

Currency War, Capital Controls, and the Outlook
For the International Monetary System

Ajay Shah インディラ・ガンディ開発研究所(IGIDR)を経て、印国立財政政策研究所(NIPFP)教授、現在はIMFの客員研究員。
Benn Steil 米外交問題評議会、国際経済担当ディレクター。専門は国際金融。
Alan M. Taylor  全米経済研究所(NBER)、カリフォルニア大学経済学教授を経て、現在はモルガン・スタンレーのシニアアドバイザー。

2011年1月号掲載論文

ロバート・トリフィンが指摘したように、ドルが国際的な準備通貨とされる限り、ドルの世界への供給量が少なすぎても、多すぎても危機が作り出される。つまり、現在の通貨レジームそのものを変えない限り、二つの危機の間を揺れ動くことになる。残された選択肢は二つしかない。・・・・・(B・ステイル)

新興国が変動相場制を懸念し、大規模な外貨準備を積み増したのは、自国通貨建てで債券を発行する力がなかったからだ。・・・だが、いまや多くの新興国はそうした力を持つようになった。これは新興国が次第に途上国を卒業しつつあることを意味する。(A・テイラー)

新興国の外貨準備は危機に対処できるレベルを十分に超えている。特に2002年以降、外貨準備は(輸出に有利な為替を維持するための)重商主義路線の一部と化した。・・・現在われわれは、為替重商主義の時代にある。(A・シャー)

  • ブレトンウッズ再考
  • 経済危機の本当の原因は
  • なぜ新興国は外貨準備を積み上げるのか
  • 外貨準備は重商主義のツールか
  • 通貨制度
  • 資本管理
  • ドルか国際通貨か

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