CFRインタビュー
ユドヨノ大統領が語る
インドネシアの次なる改革アジェンダ

スシロ・バンバン・ユドヨノ インドネシア大統領

Reforms are Painful

Sushilo Bambang Yudhoyono インドネシア軍を経て、政界入りし、2004年の選挙で大統領に当選。2007年にユドヨノ政権は日本との自由貿易協定を締結している。

2011年7月号掲載論文

新興市場国の仲間入りを果たしたインドネシアのGDP成長率はいまや6%に達している。G20のメンバーになり、2011年にはASEANの議長国にも選ばれた。すでにインドネシアの国際社会での地位は大きく向上している。だが、外国の投資家は、インフラがまだうまく整備されておらず、政治腐敗が横行していることなどを懸念して、インドネシアへの投資には必ずしも積極的ではない。ユドヨノ大統領自身、この点をはっきりと認識し、次のように述べている。「優れた統治構造を築き、政治腐敗と闘い、法的枠組みを強化し、法の支配を定着させなければならない」。・・・その上で「ビジネス環境が改善され、われわれの改革路線が評価されて、より多くの外国からの投資が舞い降りるようになることを期待している」。だが大きな懸案とされる政治腐敗の撲滅はなかなか進展していない。「150名を越える、官僚、大臣、議員、州知事、市長に法の裁きを受けさせているが、・・・・政治腐敗を撲滅するにはまだ多くの努力が必要だ」と大統領自身認め、「この問題に取り組んでいくのは非常に困難な課題だ」と、改革がまだ道半ばであることを認めた。

  • インドネシアの次のアジェンダとは
  • 簡単にはいかない政府腐敗対策

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