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CFRインタビュー
ノーベル経済学賞受賞エコノミスト、マイケル・スペンスが語る
原油価格ショックとグローバル経済の回復
―― 先進国の産業構造の変換と所得再分配

マイケル・スペンス 米外交問題評議会上席客員フェロー

Oil Price Shocks and Global Recovery

A・Michael Spence 2001年にノーベル経済学賞受賞。現在はニューヨーク大学ビジネススクール教授で、米外交問題評議会の上席客員フェロー。

掲載論文

現在の原油価格高騰がいわゆる「ノーマルな状態」へ戻っていくと考えるのは正確ではない。「現在は一時的なショック状態にあるだけで、かつての状況に戻っていく」と考えるのは間違っている。危機前の状況へと戻っていくことはあり得ない。・・・さらに、マクロ経済の分析ではとかく景気循環が前提にされる傾向があるが、世界経済の構造と性格が着実に変化していることに目を向けるべきだ。・・・(今後、先進国は)貿易財部門、雇用に関して長期的に大がかりな変化を経験していくことになる。いずれ経済成長路線に立ち返るだろうが、雇用(失業)問題が残存することになる。教育、・・・税制度、投資インセンティブ、公的資源を用いた投資と技術開発を見直していく必要がある。

  • 原油価格の行方
  • バランスシート・リセッション
  • 価値連鎖と経済構造の変化

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