Komsan Loonprom / Shutterstock.com

CFRインタビュー
新型インフルエンザ・ワクチンの不足を
いかに埋め合わせるか

デビィッド・フェドソン アドベンティス・パスツール社 前医療研究ディレクター

Constraints Loom for Swine Flu Vaccine

David Fedson 
イェール大学医学部を卒業後、シカゴ大学、バージニア大学の医学研究所で30年にわたってウイルス研究に従事し、その後、フランスのワクチンメーカー、アベンティス・パスツールMSDの医療担当ディレクターを務めた。
Interviewed by Toni Johnson, Staff Writer, www.cfr.org

2009年10月号掲載論文

世界のワクチンメーカーは、2009年にパンデミック(世界的流行)が宣言されたH1N1のワクチン生産に力を入れている。だが、「現在9カ国(アメリカ、カナダ、西ヨーロッパの5カ国、オーストラリア、日本)に存在するワクチンメーカーは、合計すれば8億4000万人分のワクチンを生産できるだけで、・・・これでは、数十億の人々にワクチンを提供することは到底できない」。「ワクチンメーカーを国内にもつ9カ国の総人口は7億5000万。・・・ワクチンの生産国は、国内用の十分なワクチンを確保した上で、他の諸国のワクチンを輸出することになるだろう」。十分なワクチンと抗ウイルス薬が存在しない以上、呼吸器疾患その他、インフルエンザが関わってくる疾患への対策をグローバルレベルで考える必要がある。

  • ウイルスは弱毒性だが・・・
  • ワクチンのグローバルな供給には限界がある
  • ワクチン生産国と他の諸国
  • ワクチン以外の対策にも目を向けよ

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2009 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top