アフリカの資本主義革命
―― 危機のなかで成長を維持するには

イーサン・B・カプスタイン 仏インシード・ビジネススクール・チェアー

Africa's Capitalist Revolution
― Preserving Growth in a Time of Crisis

Ethan B. Kapstein 仏インシード・ビジネススクール。政治経済学チェアー。ワシントンのグローバル開発センターの客員フェロー。最近の著書に、ネイサン・コンバースとの共著、「若い民主政治の運命」がある。人道主義の立場から、経済政策・制度の変革を求める刺激的な論文を発表することで知られる。

2009年9月号掲載論文

権威主義的な政府のもとである程度うまくやっている東アジア諸国とは対照的に、アフリカ諸国は総じて国家運営に失敗している。これは、アフリカの独裁者の多くが、出身部族の生活を向上させることしか頭にないからだ。しかし、いまやアフリカでは急速な都市化が進行しており、市場経済と民主主義の前提である多様な社会の形成が刺激されている。指導者たちも、従来の「家産的なやり方」はコストが大きすぎて維持できなくなりつつあることを理解している。この資本主義革命の流れを加速させるには、援助よりも、貿易を通じてアフリカを助ける必要がある。この点を先進諸国が認識し、アフリカでの改革の進展を保護主義で抑え込まないようにしなければならない。

  • アフリカで進む資本主義経済革命
  • 都市化の進展で部族主義を打倒できるか
  • 民間投資を通じた経済開発を
  • 先進国での保護主義の台頭を回避せよ

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2009 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top