PPI-Images/istock.com

フォーリン・アフェアーズ・アップデート
パキスタン軍のタリバーン掃討作戦の
予期せぬ結末とは

ウィリアム・ウィーラー フリーランス・ジャーナリスト

Letter From Mardan: A War of Unintended Consequences

William Wheeler 南アジアを拠点とするフリーランス・ジャーナリスト。パキスタン関連のリポートはピュリッツァー危機報道センターの後援を受けている。

2009年7月号掲載論文

パキスタン軍によるタリバーン掃討作戦の結果、住民が巻き添えになり、パキスタンの国内避難民の数はすでに200万人を超えている。これは1947年にインドから分離独立して以降最大規模の避難民の発生だ。いまや状況はパキスタン政府の手に負えなくなりつつあるし、難民キャンプは新たな過激派戦士のリクルートの場へと変化しつつある。さらに大きな問題は、民衆に配慮しない作戦を進めたパキスタン政府が民衆の人心を失いつつあることだ。すでにザルダリの支持率は19%と2008年8月にムシャラフ前大統領が辞任したときの支持率さえも下回っている。

  • 軍の掃討作戦と国内避難民の発生
  • パキスタン政府のジレンマ
  • 避難民の窮状
  • 残された問題

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

© Copyright 2002-2009 by the Council on Foreign Relations and Foreign Affairs, Japan

Page Top