CFRインタビュー
イランで展開される劇的な権力ドラマの内幕
― ハメネイはムサビを受け入れるか

カリム・サジャプアー カーネギー国際平和財団 アソシエーツ

Parsing Iran’s Internal Drama

Karim Sadjapour  国際救済グループ(ICG)におけるイラン担当首席分析官を経て、現在はカーネギー国際平和財団のアソシエート。

2009年7月号掲載論文

「イランにおいて全ての判断を下しているのは最高指導者のハメネイだ。・・・しかしラフサンジャニが、反ハメネイの立場からコムの高位宗教指導者との連帯を組織しようとしているし、真の宗教的権威をもつモンタゼリも今回の選挙とハメネイの統治に公然と挑戦している。ハメネイは、その再選を政府が公表しているアフマディネジャド大統領を生け贄にするか、自分も船から降りるかどうかをいずれ決めなければならなくなる。ハメネイは非常に微妙な立場に立たされている。妥協しすぎれば、弱さの証しとみなされるだろうし、デモはますます拡大する。一方で、全く妥協しなければ、不正が行われたと広く考えられている選挙で再選された人気のない大統領を守るために自らも失脚してしまう危険に直面する」。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティグ・エディター)

  • 追い込まれたハメネイ
  • ハメネイはムサビを受け入れるか

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