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中国は市場改革路線をすでに放棄している
―― GDP成長に取り憑かれ、改革を忘れた中国

デレク・シザーズ ヘリテージ財団アジア経済担当リサーチ・フェロー

Deng Undone

Derek Scissors 中国ビジネスのコンサルタント、チャイナ・ウィークリー・ブリテンの編集・執筆を経て、現在は、ヘリテージ財団アジア経済担当リサーチ・フェロー。ジョージ・ワシントン大学助教授も兼務。専門は中国経済、アジア経済トレンド、米アジア経済関係など。

2009年6月号掲載論文

胡錦涛と温家宝は2002~2008年に、経済が停滞していなかったにも関わらず、国の経済への介入路線を強めていった。……市場改革の要である価格の自由化は部分的に覆されているし、当初から緩慢なペースでしか実行されていなかった民営化はすでに放棄されている。企業間の競争を促す構想も帳消しにされている。中国政府は、外国からの投資を制限し、輸出に課税することで、比較的開かれていた貿易部門への介入さえも強めつつある。中国で市場改革路線が放棄されたのは、一つには、指導層が他の全てを犠牲にしてでもGDPの成長を実現しようと試みているからだ。

  • 経済成長に取りつかれた北京
  • 国の経済介入の実態
  • 政府による経済管理体制の強化
  • 中国の外資規制の実態
  • 人民元の切り上げよりも資本の自由化を求めよ
  • GDP成長至上主義
  • 中国にイエスと言わせるには

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