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CFRインタビュー
米ロ関係の悪化は必然ではない
――軍備管理交渉で米ロ関係の安定化を

スティーブン・パイファー ブルッキングズ研究所客員フェロー

Setting a Constructive Russia Agenda

Steven Pifer 駐ウクライナ米大使、駐モスクワ米大使を経て、現在はブルッキングズ研究所米欧センターの客員フェロー。戦略国際問題研究所(CSIS)ロシア・ユーラシアプログラムのシニア・アドバイザーも兼務。

2008年11月号掲載論文

 「ロシアのグルジア侵略の真意は、モスクワがロシア周辺地域で影響力を再確立することに本気であることを示すことにあり、これこそ、われわれが今後対応を考えていくべき問題だ」。グルジア侵攻をめぐるロシアの真意をこう分析するスティーブン・パイファーは、アメリカの新大統領は、国際ルールを踏みはずした場合にはペナルティーを科すことを明確にモスクワに伝える一方で、核関連物質の管理など、両国が利益を共有している領域では協力関係を強化し、うまくバランスをとる必要があると指摘し、米ロ間の軍備管理交渉を再開することこそ、軍縮を上回るプラスの作用を両国の関係にもたらせるとコメントした。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.org のコンサルティング・エディター)。

  • ワシントンはなぜ対ロ強硬路線をとらなかったか
  • 軍備管理交渉で対ロ関係の修復を

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