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CFRディベート
変化するグローバルパワーの
ダイナミクスにどう対応するのか
 ――米欧中のG3か、それとも「鍵を握る5カ国」との協調か

ニーナ・L・ハチジャン  センター・フォー・アメリカン・プログレス上席副会長
パラグ・カーンナ  ニューアメリカ財団シニア・リサーチフェロー

The United States and Shifting Global Power Dynamics

Nina L. Hachigian ランド研究所政治担当上席研究員、同研究所アジア太平洋政策センター所長を経て、現在はセンター・フォー・アメリカン・プログレス上席副会長。本文内で紹介されている共書は、『The Next American Century: How the U.S. Can Thrive as Other Powers Rise』。 Parag Khanna ブルッキングス研究所のグローバル・ガバナンス担当フェローを経て、ニューアメリカン財団のシニア・リサーチフェロー。専門は地政学、グローバル・ガバナンス、アジア・ヨーロッパ問題など。本文内で紹介されている著書は『The Second World: Empires and Influence in the New Global Order 』。

2008年4月号掲載論文

安定した秩序を求める中国、インド、ロシア、EU(欧州連合)、日本は、われわれ同様に、テロリスト、地球温暖化、疾病・感染症、核拡散という脅威に対処していかなければならないと考えている。各国が力を合わせない限り、こうしたグローバル化がつくりだした負の側面に対処していくことはできない。(N・ハチジャン)

 対テロ作戦、紛争後の安定化、地球温暖化、開発政策、核拡散、問題国家などのトランスナショナルな対応を要する政策領域については、アメリカ、EU、中国が、G3の協議プロセスを立ち上げ、共有できるルールと規範をともに形作っていくことを提言したい。(P・カーンナ)

  • 鍵を握る国家との協調を ニーナ・ハチジャン
  • アメリカ、EU、中国のG3協議プロセスを パラグ・カーンナ
  • もっとも侮れない脅威はテロと新型インフルエンザだ ニーナ・ハチジャン
  • なぜ中国やロシアがわれわれに協調すると考えるのか パラグ・カーンナ
  • トランスナショナルな問題とグローバル経済が秩序を規定している ニーナ・ハチジャン
  • 外交・産業複合体を組織せよ パラグ・カーンナ

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