eddtoro/istock.com

CFRインタビュー
民族・宗教で読み解く米大統領選挙

ウォルター・ラッセル・ミード 米外交問題評議会シニア・フェロー

Some Historical Analogies to the 2008 Election

Walter Russell Mead 米外交問題評議会(CFR)のシニア・フェロー。専門はアメリカの外交政策、国際政治経済、宗教など。

2008年3月号掲載論文

一般的に言えば、現在のアメリカの政治状況では、2人の責任ある候補たちが大統領選挙を戦うとして、有利なのはよりタカ派の候補だろう。民主党候補も、イラク戦争の全体像、本質、現地情勢からみれば、早期撤退を明言できない。とりわけ、軍の最高指揮官である大統領になるのなら、そうは断言できない。逆にマケインはこの点をうまく追い風にしたいと考えている。もちろん、マケインがこの賭けにうまく成功するかどうかはわからない。
 こう指摘する歴史家のウォルター・ラッセル・ミードは、マケインが南部キリスト教右派を取り込むには、ハッカビーよりもサム・ブラウンバックを副大統領候補に指名すべきだと述べ、一方、民主党の場合、黒人票とヒスパニック票の重要性の高まりに加えて、ビル・クリントンの政策に反発を感じ、彼のことを嫌っている民主党左派の反乱が起きていることに注目すべきだとコメントした。
 聞き手は、バーナード・ガーズマン(www.cfr.orgの副編集長)。

  • なぜ今回の選挙はタカ派候補に有利か
  • キリスト教右派と共和党
  • オバマかヒラリーか

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2008 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top