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独裁体制と経済成長に因果関係はあるのか
――ロシア権威主義経済モデルの虚構

マイケル・マクフォール   スタンフォード大学民主主義・開発・法治センター所長
キャサリン・ストーナー=ウェイス  スタンフォード大学民主主義・開発・法治センター副所長

The Myth of the Authoritarian Model

Michael McFaul スタンフォード大学政治学教授で、同大学の民主主義・開発・法治センター所長。カーネギー国際平和財団の非常勤上席研究員も務める。
Kathryn Stoner-Weiss プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン公共・国際問題大学院の講師を経て、現在はスタンフォード大学民主主義・開発・法治センターの副所長。

2008年3月号掲載論文

1990年代のロシアでは民主化が進められたものの経済が低迷し、逆にこの10年は独裁体制が強化されたのに経済は大きく改善している。 しかし、現在のロシア政府のパフォーマンスはきわめて低く、治安、公衆衛生、腐敗、財産権の保障という面でみれば、現在のロシアの暮らし向きは、10年前よりも相対的に悪くなっている。ロシアの国際的な経済競争力、進出先あるいは取引先としての経済環境も悪化し、情報公開は進まず、政治的腐敗も深刻になっている。原油、天然ガスなど、原材料価格の高騰がロシア経済の大きな追い風となっているのは事実だが、それだけの話だ。ロシアの独裁体制と経済成長の間に何らかの因果関係があるとすれば、独裁制が成長に悪影響を及ぼしているということだ。

  • プーチン政治をめぐる大いなる誤解
  • プーチンの反民主化戦略
  • プーチン体制下のロシアの実像
  • 安定した経済基盤は民主体制のもとでつくられた
  • アンゴラ・モデル

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