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CFRインタビュー
ブッシュ大統領の
歴史的評価は平均以下となる

ジェームズ・M・リンゼー テキサス大学国際安全保障・法律研究所ディレクター

Bush Presidency Clouded by Iraq Missteps, 'Missed Opportunity'

James M. Lindsay クリントン政権の国家安全保障会議グローバル・イシュー多国間関係担当ディレクター、米外交問題評議会(CFR)の研究部長を経て、現在はテキサス大学国際安全保障・法律研究所のディレクターを務める。専門はアメリカの国内政治と外交政策。

2008年3月号掲載論文

ジョージ・ブッシュは平均以下の大統領としかみなされないだろう。イラクでの困難な戦争を決着させられなかったし、国内でも、社会保障プログラム、移民問題などに結論を出せなかった。ひとことで言えば、機会を生かせなかった大統領とみなされるはずだ。
 ジョージ・ブッシュの大統領としての評価についてこう語るアメリカの内政と外交の専門家、ジェームズ・リンゼーは、「ブッシュ大統領はアメリカのパワーで何が達成できるかを過大視し、……結局『誰もついてこなくても自分はやる』と言い出した。だが、2003年にはアメリカだけでは手に負えないアジェンダを抱え込んでいたし、すでにこの時には孤立していた」と指摘し、北朝鮮、イラン、そして国際協調についても、「機会をうまく生かせなかった大統領」として記憶されることになると示唆した。
 聞き手は、バーナード・ガーズマン(www.cfr.orgの副編集長)。

  • 平均以下の大統領
  • ブッシュの世界観が引き起こした問題

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