分裂するヨーロッパ
――ドゴール主義と大西洋主義

スピーカー
ティモシー・ガートン・アッシュ/オックスフォード大学欧州研究所ディレクター
司会
エリザベス・D・シャーウッド=ランダル/米外交問題評議会準シニア・フェロー

America and Europe-The Future of the West

2004年12月号掲載論文

「今回のアメリカでの選挙戦からも明らかなように、アメリカ社会は価値や外交路線をめぐって深く分裂している。一方でヨーロッパでも私が『この十年における大論争』と呼ぶ分裂が起きている。イギリスのトニー・ブレア首相に代表されるヨーロッパの大西洋主義者は、アメリカのパートナーとしての統一された強いヨーロッパが必要だと考え、一方で、フランスのシラク大統領に代表されるヨーロッパのドゴール主義者は、『アメリカのライバル』としてヨーロッパを統合・強化して、二極世界をつくる必要があると考えている。これは新しいヨーロッパと古いヨーロッパの対立ではない。ヨーロッパの大西洋主義者とドゴール主義者の対立だ(訳注:大西洋主義とは簡単に言えば米欧協調主義のことで、ドゴール主義とは超大国に対抗するヨーロッパ中心主義と言い換えることもできる)」(アッシュ)。 邦訳文はニューヨークの米外交問題評議会で開かれたミーティング・プログラムからの抜粋・要約。全文(英文)はwww.cfr.orgからアクセスできる。

  • 米欧関係の構造的変化
  • 大西洋主義VS.ドゴール主義
  • 米欧をつなぐ新X論文を
  • 米欧関係におけるイギリスの役割

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