アメリカへの信頼はいかに失墜したか

ロバート・W・タッカー/ジョンズ・ホプキンス大学名誉教授
デビッド・ヘンドリックソン/コロラドカレッジ教授

The Sources of American Legitimacy

Robert W. Tucker ジョンズ・ホプキンス大学名誉教授で専門は国際法とアメリカ外交。フォーリン・アフェアーズ誌に"Alone or With Others: The Temptations of Post‐Cold War Power"(November/December, 1999. 邦訳「多国間協調と単独主義の間」フォーリン・アフェアーズ日本語版二〇〇〇年二・三月号)を発表している。
David C. Hendrickson コロラドカレッジ教授。専門はアメリカ外交、政治学。ジョンズ・ホプキンス大学で今回の論文の共著者であるロバート・タッカーに師事した。一九九四年から九八年までフォーリン・アフェアーズ誌の書評欄も担当した。フォーリン・アフェアーズ誌に"The Recovery of Internationalism: Stemming the Isolationist Impulse"(September/October, 1994. 邦訳「真の国際主義とは何か」中央公論 一九九四年十二月号)を発表している。

2004年11月号掲載論文

いまや世界はアメリカのことを、都合のよいときだけ国際法を持ち出し、そうすることが有利な場合だけ国際機関を利用する国際社会の異端者とみなしはじめている。国際法へのコミットメント、コンセンサス重視型の政策決定、特定の問題よりも巨視的な問題を重視する姿勢、世界平和の維持へのコミットメントという戦後のアメリカの正統性を支えてきた四つの支柱がなぜかくも大きく揺らぎだしたのか。アメリカの正統性を回復する道はあるのか。

  • 地に落ちたアメリカへの信頼
  • 正統性を支える四つの支柱
  • ブッシュと歴代政権の違い
  • 圧倒的なパワーと自制
  • 国連憲章と自衛権
  • 国連憲章を重視せよ
  • 人道的介入をどうみるか
  • 多国間協調への長い道のり

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