リアリズムを捨てたハンチントンの変節
――移民社会アメリカのジレンマ

アラン・ウルフ/ボストン・カレッジ政治学教授

Native Son

Alan Wolfe ボストン・カレッジの政治学教 授で、ボイジ宗教・市民生活 研究所所長。専門はアメリカ の宗教と政治。最近の著書に The Transformati on of American Religionがある。

2004年7月号掲載論文

エリートたちが国益を現実主義の立場から守っていこうとしても、大衆の幻想にどうしても振り回されてしまう。この点を驚くべき洞察力で分析し、エリートのリーダーシップを強く擁護してきたハンチントンだが、ここにきて突如、大衆迎合路線へと転じたようだ。アメリカの一般市民の感情的防衛本能のほうがエリートの冷淡なコスモポリタニズムよりも理にかなっていると主張した彼は、いまや移民排斥論を唱えはじめている。

  • ハンチントンの変節
  • アメリカ的理念をめぐる虚構
  • エリートと愛国主義
  • 文化と信条

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

Copyright 2004 by the Council on Foreign Relations, Inc. and Foreign Affairs, Japan

Page Top