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民主的なイラクをどう構築するか

アディード・デウィシャ マイアミ大学政治学教授
カレン・デウィシャ マイアミ大学政治学教授

How to Build a Democratic Iraq

Adeed Dawisha イラク生まれの中東研究家で、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに学び、現在はオハイオ州にあるマイアミ大学の政治学教授。最近の著作に、『二十世紀アラブのナショナリズム:勝利から絶望へ』がある。
Karen Dawisha オハイオ州にあるマイアミ大学の政治学教授で、専門はロシアの研究。著作に『ポスト共産主義社会における民主化と権威主義』がある。

2003年5月号掲載論文

イラク民主化の試みが成功するか、失敗するかは、新制度をイラク固有の社会構成や特徴をうまく踏まえたものにできるかどうかに左右される。課題は、イラクの社会的・文化的なモザイクをうまく生かせるような政治体制を考案し、そうした多様性をいかに前向きの変化に向けた動力にできるかだ。連邦国家、政治制度、議会をどう設計し、民主的価値が受け入れられるような社会的基盤をどう育んでいくのか。

  • イラクをどう再建するのか
  • イラクを連邦国家にせよ
  • 大統領制、それとも……
  • イラクに適した政治制度はなにか
  • 選挙と政党
  • 中産階級をどう民主化するか
  • イラクの民主化と中東

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