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米外交問題評議会リポート
イラク侵攻策と米保守派リアリストの分裂
――いまこの段階で路線変更ができるのか
Iraq
The War Debate
2003年3月号掲載論文
以下は二〇〇三年二月五日に、ニューヨークの米外交問題評議会で開かれたイラク侵攻問題に関するディベートからの抜粋・要約。司会はレスリー・ゲルブ米外交問題評議会会長。
イラクとの戦争に踏み切れば、暴れ者としてのアメリカのイメージはますます強くなり、他の世界からの協調を得られなくなる。われわれが戦争を開始する日、オサマ・ビンラディンはほほえんでいるに違いない。（スティーブン・ウォルト）
サダムの試みを放置すれば、これから三年後には五カ国で国連の核査察が行われ、八年後には十五カ国で査察が行われているような事態に直面する。（ウィリアム・クリストル）
- 予防戦争路線を考え直せ
- 現状を放置すれば世界は核であふれかえる
- イラク侵攻こそ核拡散を促進する
- 対イラク戦争をここで放棄すれば……
- 戦後のイラクをどうするか
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