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パレスチナ、イラクとアメリカの戦略

マイケル・スコット・ドーラン プリンストン大学助教授

Palestine, Iraq, and American Strategy

Michael Scott Doran プリンストン大学助教授(中東研究)で、米外交問題評議会準シニア・フェロー。最近の著書には『ナセル前の汎アラブ主義――エジプトの権力政治とパレスチナ問題』がある。

2003年3月号掲載論文

アラブ政治における「パレスチナ」というスローガンは、抑圧、失業など、アラブ世界の不満、西洋の文化的覇権に対する抵抗を表明するツールにすぎない。
アメリカが、現在の中東秩序を維持していくつもりなら、「パレスチナ」に惑わされずに、サダムやアルカイダという敵を倒し、その後、不満の元凶である中東の社会経済問題を解決するための持続的な作戦を実施すべきだ。今後の中東秩序は、中東の民衆が、アメリカや欧米世界のことを「よりよい生活を実現するためのパートナー」とみなすかどうかに左右される。

  • パレスチナはシンボルにすぎない
  • アラブの野心とパレスチナ
  • アルカイダはパレスチナをどう利用したか
  • インティファーダとサウジ
  • パレスチナをめぐるイラクとサウジの攻防
  • 最初に手を着けるべきは

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