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破綻国家問題に対処する国際機関の設立を

セバスチャン・マラビー ワシントン・ポスト論説委員

The Reluctant Imperialist

Sebastian Mallaby ワシントン・ポスト論説委員、コラムニスト。

2002年10月号掲載論文

テロや麻薬取引など、破綻国家は数多くの脅威を国際社会に突きつけており、特定国の統治システムの崩壊がつくり出す問題が、広く国際社会の脅威となっている。既存の国際機関にはこれを解決する力はないし、アメリカ帝国がその空白を埋めていくという考えも非現実的だ。

賢人たちが第2次世界大戦後に国連、世界銀行、国際通貨基金をつくり上げたように、アメリカと同盟国の指導者は、いまこの時代の破綻国家という脅威の温床に対処するために、アメリカのリーダーシップと国際的正統性をともに備えた、新たな国際機構を立ち上げるべきだ。

  • 帝国主義の復活?
  • 開発援助の限界
  • 国家建設という見果てぬ夢
  • 帝国主義路線はアメリカには似合わない?
  • 明白な運命

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