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グローバル化というわれわれが共有する未来

◎スピーカー アメリカ合衆国第四十二代大統領 ウィリアム・G・クリントン 米外交問題評議会会長  ◎司会 ピーター・ピーターソン

Our Shared Future: Globalization in the 21st Century

William J. Clinton 第四十二代大統領(一九九三~二〇〇一)。一九四六年アーカンソー州ホープ生まれ。ジョージタウン大学卒業後、ローズ奨学生として二年間、オックスフォード大学に留学。七三年イエール大学で法学博士号。アーカンソー州司法長官を経て、七八年同州知事選に三十二歳で立候補し当選。三期目半ばまで知事を務めた。九二年の大統領選でブッシュ第四十一代大統領(共和党)を破り、大統領に就任。九六年大統領選でドール候補を破り、再選された。ヒラリー夫人とはイエール大学の同窓。冷戦後最初の大統領として、グローバル化が進む新しい国際秩序の中でのアメリカの国益の再定義を試み、アル・ゴア副大統領とともに情報革命の基盤整備にも貢献した。外交面では、大量虐殺のように介入しないことによる人道的損失があまりにも大きく、それが国際的安全保障を脅かす恐れがある場合には、介入は許容されるとする「人道介入主義(クリントン・ドクトリン)」を掲げ、NATO軍によるコソボ空爆に踏み切ったが、さまざまな問題を引き起こすことになった。内政面では、米経済復活を背景に、巨額の財政赤字を黒字に転換させたほか、医療制度改革や公共教育の改善などの社会政策に取り組んだ。現在は、クリントン財団(William J. Clinton Presidential Foundation)を通じて、貧困撲滅や人種・宗教和解のために活動している。

2002年8月号掲載論文

「市場経済のメカニズムが問題を引き起こしている」という反グローバル派の言い分は間違っている。真実は「市場経済のメカニズムだけでは世界の問題を解決できない」ということだ。グローバルな社会・教育・環境・経済政策なくして、グローバル経済は成立しない。われわれが真の相互依存世界を実現したいのなら、より統合されたグローバル・コミュニティーを形成しなければならない。

  • 相互依存のなかの統合と分散
  • 二十一世紀の安全保障
  • イラクと北朝鮮
  • テロや殺戮との戦い
  • 友人を増やし、テロリストを減らすには
  • 対外援助の効果
  • 途上国の教育と医療への支援を
  • 平和のための仲介を
  • 未来を共有するには
  • リーダーシップについて
  • サダム追放策の是非
  • 反グローバル化活動家について

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