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生物学的脅威に備えよ

クリストファー・F・チャイバ クリントン政権国家安全保障会議スタッフ

Toward Biological Security

Christopher F. Chyba スタンフォード大学国際安全保障・国際協調センター共同ディレクター。同大学付属SETI研究所議長。クリントン政権では、国家安全保障会議のメンバーも務めた。

2002年8月号掲載論文

公衆衛生体制の改善こそ、バイオテロ対策の基本である。病原体によっては潜伏期間が数週間にも及ぶので、バイオテロに真っ先に対応するのは消防、警察、軍隊ではなく、医療関係者となる可能性が高く、感染症を早期に発見し、対応できる公衆衛生監視体制の強化が急務となる。また、バイオテロであれ、自然発生型の感染症であれ、病原体は国境を超えて自由に移動する。当然、世界的な感染症発生の監視・対応メカニズムの改善、世界中で備蓄されている病原体の管理など、国際的監視枠組みの強化も不可欠である。

  • 生物学的脅威に特化した対応を
  • WMDの系譜
  • 生物兵器の開発を阻止するには
  • バイオテロ対策の問題点
  • 危機対応枠組み
  • 国際協調の必要性
  • 化学技術と政策決定のギャップ

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