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東南アジア
――対テロ軍事支援の限界と弊害

ジョン・ガーシュマン 両半球間資源センター上級アナリスト

Is Southeast Asia the Second Front?

John Gershman 両半球間資源センター上級アナリスト、フォーリン・ポリシー・イン・フォーカス誌(www.fpif.org)アジア太平洋担当エディター。

2002年7月号掲載論文

アメリカが対テロ戦争の一環として東南アジアを「軍事的に支援」するのは間違っている。人権侵害を起こすことで悪名高い東南アジア諸国の軍隊は、多くの場合、政治エリートの一部やテロ組織を含む犯罪組織と手を結んで、むしろテロを助長する社会環境を育んでいるからだ。軍隊を支援しても、民主体制をさらに弱め、イスラム過激派の魅力を高めてしまうだけだ。ワシントンは軍事援助や各国の法執行当局との連帯だけでなく、東南アジアが直面する社会問題への「文民統制型」の対応策を支援する必要がある。

  • テロを育む社会環境
  • 東南アジアのテロ組織は脅威か
  • イスラム主義勢力の実像
  • イスラム集団のさまざまな顔
  • 貧困と制度の不備がつくりだす問題
  • どう対応する
  • 人権問題に目を向けよ

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