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新世紀の戦略的機会を生かすには

ジョセフ・R・バイデン 米上院外交委員長

Hard Choices for America’s Future: Strategic Opportunities for a New Century

Joseph R. Biden 米上院外交委員長。一九七三年の当選(民主党、デラウェア州選出)以来、国際政治、外交政策を中心に政治活動を展開。共産主義の崩壊をいち早く予測し、ポスト冷戦外交に向けての外交の再定義を求めたことでも有名。二〇〇四年の大統領選挙の民主党候補として有力視されている。

2002年4月号掲載論文

対テロ作戦をめぐっては、各国の国内法による取り締まりから情報活動の共有にいたるまで、われわれは同盟国、友好国の国際的協力を必要としており、孤立も単独行動主義もアメリカの選択肢とはなり得ない。単独行動主義を経て、やっと開かれた国際協調とアメリカのリーダーシップというドアをアメリカ政府が突然閉ざしたり、何度も開けたり閉めたりすれば、今後数十年にわたって秩序を規定するであろう力学をうまく形作れなくなってしまう。現在の機会を秩序の長期的安定へと向かわせるには、国際協調を基盤とする世界へのエンゲージメントを堅持しなくてならない。

以下は、二〇〇二年二月四日にワシントンで開かれた、米外交問題評議会主催のミーティング・プログラムでのジョセフ・バイデン米上院外交委員長の演説からの要約・抜粋。

  • 対テロ作戦とアメリカの自画像
  • 単独行動主義から国際協調へ
  • アフガニスタンへの支援と関与を継続せよ
  • 優先課題は何か
  • 大量破壊兵器によるテロの脅威

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