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「反独占」に関する米欧の認識ギャップ
―ハネウエル・GE合併挫折の背景にあるもの

デービッド・S・エバンス ナショナル・エコノミック・リサーチ・アソシエーツ社 上級副社長

New Trustbusters

David S. Evans ナショナル・エコノミック・リサーチ・アソシエーツ社 上級副社長 (Senior Vice President at National Economic Research Associates)

2002年3月号掲載論文

二〇〇一年七月、欧州委員会はゼネラル・エレクトリック(GE)とハネウエルインターナショナルの合併計画を認めないとする決定を下した。実現すれば年間の売上が千五百億ドルを超えるこの合併計画を、アメリカ司法省はすでに承認していた。それだけに欧州連合(EU)の決定は、両社だけでなく、合併によってハネウエルが強力で効率的な企業に生まれ変わると予測していた多くのアナリストたちにも衝撃を与えた。しかもヨーロッパとアメリカは、過去数年にわたり足並みの揃った反トラスト政策の運用をアピールしていただけに、一層衝撃は大きかった。今回のケースは、反トラストへのアメリカとヨーロッパの姿勢の違いを浮き彫りにすることになった。

  • アメリカに次ぐ厳しい番人の登場
  • 覆ることのない反トラスト裁定
  • 柔軟な運用を是とする米・反トラスト政策
  • 消費者の利益を守ることが根幹
  • 米欧で異なる司法の判断
  • 憶測に基づくEUの決定
  • 競争政策当局の甘い保護
  • 上訴の意欲を失わせるシステム
  • 消費者と企業のどちらを守るのか

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