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国際金融制度を脅かすダーティー・マネー

ウィリアム・F・ウェシュラー  前米財務長官特別顧問

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William F. Wechsler 統合参謀本部議長特別顧問、国家安全保障会議のトランスナショナルな脅威担当ディレクターを経て、クリントン政権の財務長官特別顧問を務めた。

2001年9月号掲載論文

「口座情報の厳格な機密保持、顧客情報公開という行為の犯罪化、そして、他国の法執行当局との国際協調の禁止」を自国の法律に盛り込みさえすれば、スイスやケイマン諸島でなくても、簡単にダーティー・マネーを魅了できることを各国が理解し始め、いまや不法な資金の避難地域は世界に広く拡散している。こうした課税回避行動やマネーロンダリング行為ゆえに、国内でまじめに納税している市民の税負担の重みが増しているだけでなく、世界各地で金融メルトダウンが誘発されている。

  • 変化する国際金融犯罪
  • スイスとケイマン諸島
  • 南の島へ流れ込む不透明な資金
  • ダーティー・マネーを利用する人々
  • ネーム&シェーム戦略
  • 連帯を形成して世界的な影響力とする
  • 今後の課題
  • ブッシュ政権の単独主義?

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