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いまそこにあるサイバー攻撃という危機

ジェームズ・アダムズ  米国家安全保障局諮問委員

Virtual Defense

James Adams サイバー情報および危機管理会社であるアイ・ディフェンス社の共同設立者で、同社会長。米国家安全保障局(NSA)諮問委員。著書に『21世紀の戦争――コンピュータが変える戦場と兵器』がある。

2001年8月号掲載論文

今日の情報戦争は、ハッカーたちが敵対する相手国のコンピューター・ネットワークを機能不全に陥れるという戦闘形態を特徴とする。これこそが、軍事力ではアメリカに遠く及ばないことを悟った他の諸国がアメリカの弱点であるコンピューター・ネットワークを攻撃するという「非対称戦争」である。しかも、サイバー戦争には、法的境界線もなければ、地理的な境界線も存在せず、一般に入手可能な技術で、アメリカの戦争遂行能力を簡単に機能麻痺に陥れることができる。

  • 超大国の弱点
  • 「ムーンライト・メイズ」攻撃
  • サイバー攻撃に打つ手なし?
  • 「制約なき戦争」
  • サイバー防衛の担い手は誰か
  • 「アイ・ラブ・ユー」ウイルスの被害
  • サイバー防衛の概念整理を急げ
  • サイバー空間での抑止を確立するには
  • 敵は誰で、どこにいる?
  • 官民協調型の防衛策を

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