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現実味を帯びてきた台湾海峡危機

カート・M・キャンベル  戦略国際問題研究所上席副会長 デレク・J・ミッチェル 戦略国際問題研究所上席研究員

Crisis in the Taiwan Strait?

Kurt M. Campbell 戦略国際問題研究所(CSIS)の上席副会長で、国際安全保障プログラムのディレクター。アスペン戦略グループの副ディレクターも兼務。  Derek J. Mitchell CSISのアジア担当上席研究員。

2001年7月号掲載論文

北京と台北の間の軍事・政治上のコミュニケーションラインが存在しないために、理解不足からの誤算が生じる危険が近年とみに高まっている。これまで北京は、台湾が現状の変革を試みるのであれば、武力行使も辞さないという態度をとってきたが、いまや「台湾が現状の姿勢を維持するようであれば、武力行使を検討する」としている。アメリカの台湾海峡政策の本質は、問題の最終的解決を永遠に先送りし、この地域での平和と安定を維持することにあったが、このままでは、これまでに先送りしようとしてきた問題が目の前にあることをいずれ思い知ることになるかもしれない。

  • 潜在的危機から現実の危機へ
  • 台湾の民主化と海峡間関係
  • 軍事化する台湾海峡
  • 変化するアメリカの台湾政策
  • 危機を回避するには

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