米兵力の削減を
――沖縄、ボスニア、湾岸からの部分撤退を検討せよ

マイケル・オハンロン ブルッキングス研究所上席研究員

Come Partly Home, America

Michael O'Hanlon ブルッキングス研究所上席研究員で、『ブッシュ政権のための防衛政策の選択肢』を出版予定。フォーリン・アフェアーズ誌には「ミサイル防衛の可能性と限界」(「論座」二〇〇〇年二月号掲載)を発表している。

2001年3月号掲載論文

十万の前方展開兵力を維持することがアメリカのコミットメントのシンボルになると結論したナイ・リポートから6年、今やこの数字を見直してもよい状況にある。日本の米軍基地を現状のまま維持しようと試みれば、大変な反発を招き、朝鮮半島や台湾海峡での危機の際に大きなアセットとなる沖縄の嘉手納空軍基地や日本本土の海・空軍基地の使用権を失うことになりかねない。ワシントンは沖縄における海兵隊の兵力を五千程度へと削減すべきだし、海兵隊の設備や訓練・演習場も日本側に返還すべきだろう。

  • 合理的な削減を行うには
  • コソボからの撤退
  • 沖縄の前方展開兵力の削減
  • 地中海への空母展開は無意味だ
  • 湾岸の空域
  • タイミングをとらえよ

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