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生物・化学兵器の新たな脅威

リチャード・ベッツ 外交問題評議会 国家安全保障プログラム・ディレクター

The New Threat of Mass Destruction

Richard K. Betts 国家安全保障会議スタッフ、ブルッキングス研究所の上席研究員を経て、現在はコロンビア大学の政治学教授。同大学付属の戦争と平和研究所の所長も兼務。主な著作にSoldiers, Statesman, and Cold War Crises(1991)がある。

1998年4月号掲載論文

いまやわれわれが心配すべきはテロ国家や集団が、生物兵器や化学兵器を使用することである。かつてとは様変わりしたポスト冷戦世界では、いかなる対応策を講じてもこの危険を抑止することはできない。そして、彼らが自らの問題を唯一の超大国の責任とみなすような構図がそこに存在するため、テロ攻撃の最大のターゲットは米国である。軍事専門家の関心は使用される前にこれらを破壊する「先制・予防戦略」にあるが、われわれは再び「市民防衛プログラム」に目を向けるべきではないか。

  • 変化した大量破壊兵器の意味合い
  • 大量破壊兵器は「弱者」のものになりつつある
  • 優位にあるがゆえの脆弱性
  • 生物・化学兵器の抑止は難しい
  • 最大の殺傷性をもつ生物兵器
  • 抑止と軍備管理ではもはや十分ではない
  • 条約で大量破壊兵器を管理できるか
  • 民間防衛プログラムの導入を
  • 惰性的な考え方を改めるときがきた
  • 撤退こそ最大の防御?

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