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ポーランドという名のドイツ経済―― 政治的悲劇から経済的成功への道

マイケル・A・オレンシュタイン ノースイースタン大学教授(政治学)

Poland: From Tragedy to Triumph

Mitchell A. Orenstein ノースイースタン大学教授(政治学)。ハーバード大学ロシア・ユーラシア研究所(デイヴィス・センター)所属。専門は中欧・東欧の政治経済。主著Privatizing Pensions ―― The Transnational Campaign for Social Security Reform (Princeton University Press, 2008)は、比較政治学の分野で最高の論文に送られるガブリエル・A・アーモンド賞を受賞した。

2014年2月号掲載論文

ポーランドの歴史を知る者なら、この国がトラウマに満ちた過去を克服して台頭している現実を前に驚きを隠せないはずだ。数世紀に及んだ戦争と支配の時代を経て、ポーランドはこの25年以上にわたって平和を維持しているだけでなく、経済の安定と成長を実現し、EU(欧州連合)に加盟して「ヨーロッパ」との統合も果たした。実際、共産主義体制が崩壊して以降の20年にわたって、ポーランド経済はヨーロッパでもっとも高い年平均4%を上回る急速な成長を遂げ、いまや、ヨーロッパで6番目の規模をもつまでに拡大している。成功の多くは、ポーランドの欧米志向が歴史に根ざしていること、そして、この国がドイツの生産能力のニッチェ部門を担い、ドイツ製品の安価なパーツ工場の役割を果たしていることで説明できる。ポーランドの経済的台頭をうまく管理していくには、政治家たちは有権者の懸念に配慮しつつ、安価な賃金をいかに維持していくかという非常に難しいバランスを見極める必要がある。

  • 悲劇から改革そして成長へ
  • ポーランド人が暮らすドイツ
  • ポーランド経済の強さの秘密
  • 依存のジレンマ
  • なぜポーランドか

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