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国際関係はいつ動き出したのか
―― ウェストファリア秩序とチンギス秩序

バレリー・ハンセン イェール大学歴史学教授

Old World Order: The Real Origin of International Relations

Valerie Hansen イェール大学歴史学教授で、専門は中国史。著書にThe Year 1000: When Explorers Connected the World—and Globalization Beganがある。

2022年10月号掲載論文

ウェストファリア秩序に代弁されるヨーロッパ中心の歴史観が、国際関係の専門家の世界観を依然として形作っている。だがモンゴル帝国以降の「チンギス秩序」をウェストファリアに並ぶ重要性をもつとみなすこともできる。13世紀以降、チンギス・ハンとその後継者たちが統治したモンゴルは、西はハンガリーから東は中国までの大草原地帯に世界有数の地続きの帝国を建設した。かつてユーラシア主義の思想家たちは、2世紀に及んだモンゴル支配が現代ロシアに与えた影響を検証し、現代のリーダーもチンギス・ハンにならい、ロシア人を統合して、ヨーロッパとアジアにまたがる新しい帝国を建設すべきだと主張した。秩序が揺れ動くいま、より多くの人が、ヨーロッパの外側に存在した数多くの政治・経済的中枢地域の歴史を学ぶべきタイミングだろう。・・・

  • 世界規模の政治的展開
  • 後継帝国とチンギス秩序
  • 金属製のパイザ
  • 非ヨーロッパ世界の歴史

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