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中国は欧米秩序を拒絶する ―― 米中衝突が避けられない理由

ミンシン・ペイ クレアモント・マッケンナ大学教授(政治学)

How China and America See Each Other ―― And Why They Are on a Collision Course

Minxin Pei アメリカ在住の中国分析者・政治学者で、クレアモント・マッケンナ大学教授(政治学)。長くカーネギー国際平和財団でシニアアソシエートを務めた。専門は比較政治、米中関係、アメリカとアジアの関係など。

2014年4月号掲載論文

中国による防空識別圏の設定は「それなりの力を獲得すれば、北京は欧米の秩序に挑戦することを躊躇しない」とみるリアリストの警告が正しかったことを意味する。「開放性やルールに基づく行動」を基盤とする現在の国際システムと、「閉鎖的な政治と権力の恣意的行使」を特徴とする中国の国内体制とのギャップからみても、中国のエリート層が欧米秩序に正統性を見いだす日がやってくるはずはない。中国は今後さらに力をつけるにつれて、既存秩序の変更を求めるか、中国にとって好ましい秩序を構築しようとするはずだ。それは、独自のルールで動き、欧米を排除し、中国が支配的役割を果たす秩序になるだろう。もはやアメリカは「同盟国やパートナーとの関係を強化し、地域国家が中国に翻弄されないようにする」リアリスト路線をとるしかない。

  • 中国を論争する
  • 妥協できる課題、克服できぬ課題
  • 中国の台頭と封じ込め?
  • 中国は欧米秩序を受け入れない

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