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中国の大戦略を見誤るな
―― レッドラインを定義し対中強硬策を

ジェフ・M・スミス 米外交政策評議会(AFPC)フェロー

Beware China's Grand Strategy

Jeff M.Smith
米外交政策評議会(AFPC)フェロー(戦略担当)で、アジア安全保障プログラムのディレクター。

2015年7月号掲載論文

中国は2008年のグローバル金融危機をアメリカ衰退のシンボルとみなし、アジアからのアメリカの戦略的撤退が始まると判断し、南シナ海、東シナ海などで対外強硬路線をとるようになった。実際、中国は国際秩序を一方的に再編する力を手に入れつつある。AIIBだけではない。インド洋沿いの港湾施設に投資する「真珠の首飾り戦略」、「一帯一路」としても知られる新シルクロード構想も北京は推進している。それぞれをみる限り、大して警戒する部分はないようにみえても、一連の構想によって中国の戦略ポジションは強化されていく。北京の高官の多くは、歴史的な朝貢システム、つまり、地域諸国が中国に依存するか、中国を恐れて服従するようなシステムを再現したいと考えているようだ。アジアの安全保障が中国の行動に派生する不確実性に満ちている以上、ワシントンは中国が越えてはならないレッドラインを示すべきだろう。

  • 戦略的視点を
  • 中国の大戦略とは
  • ナショナリズムの台頭
  • レッドラインで対中強硬路線を

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