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原子力産業に未来はあるか
―― なぜ技術革新を生かせないか

パー・F・ピーターソン カリフォルニア大学教授、 マイケル・R・ローファー カリフォルニア大学フェロー、 エドワード・D・ブランドフォード ニューメキシコ大学准教授

Nuclear Freeze

Per F. Peterson カリフォルニア大学バークレー校教授(原子力エンジニアリング)専門は超高温核融合システム。核関連物質の安全管理、核廃棄物管理システムも研究テーマにしている。
Michael R. Laufer カリフォルニア大学バークレー校、ポストドクトラル・スカラー(原子力エンジニアリング)
Edward D. Blandford ニューメキシコ大学准教授(原子力エンジニアリング)。専門は原子炉の設計。事故に対する安全性を強化した新型原子炉の設計を研究テーマとしている。

2014年6月号掲載論文

環境的にみれば、家庭や企業のために大規模な電力を生産するもっともクリーンで信頼できる方法は依然として原子力だ。それだけに、原子力部門全般の技術革新が構造的な問題によって行く手を阻まれていることは大きな問題だろう。たしかに、受動的安全システムと小型モジュール炉の登場に象徴される技術革新によって。原発事故のリスクを抑え、プラントの建設にかかる期間も大幅に短縮できるようになった。だが、これらが有望な新テクノロジーであるにも関わらず、シェールガスブームもあって、アメリカの電力企業は新たな原子炉建設に前向きでなく、このために原子炉のサプライヤーもこの技術をうまく生かせず(規模の経済を確立できず)にいる。この状況はいずれ変化するかもしれない。しかし最終的には、核廃棄物の貯蔵・処理に関する信頼できる計画がなければ、原子力産業における有望な技術革新がもたらす機会もうまく生かせないままに終わるだろう。

  • 追い込まれた原子力産業
  • プラント仕様多様化の功罪
  • 受動的安全システムと小型モジュール炉
  • 技術革新をいかに刺激するか
  • 放射性廃棄物問題への道筋を

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