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クルド人の夢と挫折

ジュースト・ヒルターマン 国際危機グループ(ICG) 中東・北アフリカ研究副部長

Revenge of the Kurds
――Breaking Away From Baghdad

Joost R. Hiltermann  国際危機グループ(ICG)中東・北アフリカ研究副部長。マサチューセッツ工科大学(MIT)研究員。

2012年12月号掲載論文

第一次世界大戦後にオスマントルコが分割された結果、帝国内では大きな民族グループだったクルド人の居住地域はトルコ、イラン、フランス委任統治領シリア、そしてイラクの四つの国へと分散・分割された。その後も各国のクルド人、特にイラクのクルド人は自分たちの地域の分離独立という夢を追い続けた。2度に及んだ湾岸での戦争の結果、イラクのクルド人はイラク北部に事実上のクルド地域を確保し、自分たちの地域内に存在する石油と天然ガス資源という強いカードを手に入れた。いまや、彼らはイラクとトルコの間で揺れ動いている。だが、クルド人が思い描く独立国家の夢はまたしても先送りを余儀なくされそうだ。現状で可能なのは、バグダッドの息の詰まるような支配から、トルコに対するより従順な依存へと移行することくらいなのかもしれない。

  • イラク・クルド人の夢と現実 
  • 敗れた夢
  • 湾岸・イラク戦争がもたらした機会
  • 石油の政治学
  • クルドのトルコカード

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