アジア通貨危機とIMFの誤診

マーティン・フェルドシュタイン ハーバード大学経済学教授

Refocusing the IMF

Martin Feldstein ハーバード大学経済学教授で、全米経済調査会の会長。フォーリン・アフェアーズ誌にも、すでに昨年の六月以来、年金民営化、欧州通貨統合問題をテーマとする論文(”The Case for Privatization,” Foreign Affairs, July/August 1997, “EMU and International Conflict,“ Foreign Affairs, November/December 1997)を寄稿し、広く話題を呼んだ。今回のテーマである「アジア通貨危機」をめぐっても、日本の対応に焦点を絞った議論をウォールストリート・ジャーナル紙で発表(Japan's Folly Drags Asia Down, November 25,1997)している。

1998年4月号掲載論文

IMFは今回のアジア通貨危機に際して、緊急融資と引き換えに、各国政府に構造改革・制度改革という大がかりな改革プログラムを押しつけるという大胆な行動に出たが、この処方箋は結局は悪い結果を招く危険性が高い。国や企業が対外債務の返済ができなくなったとき、この問題を解決する主要な責任はあくまで「借り手、そして貸し手である銀行や債券保有者」にあることをIMFは再認識すべきである。アジア通貨危機の本質をIMFはどうして読み違えたのか。伝統的役割からの逸脱はなぜ起きたのか。

  • 中南米、旧ソ連、そしてアジア
  • 東南アジア通貨危機の本質
  • 一時的な流動性不足だった韓国
  • 本来の役割は限定的な金融支援
  • 裏目に出る救済戦略
  • 支援を求めるとひどい目に遭う
  • IMFは意識改革を

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