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フォーリン・アフェアーズ・リポート
6月号プレビュー

復活した日本
―― 安倍晋三首相との対話
(2013年6月号/Subscriebrs' Only先行公開)
安倍晋三/内閣総理大臣、日本国首相

―― 現在、あなたは首相として、二度目の政権を担当している。一度目は必ずしもうまくいかなかったが、今回はすべてが違っている。現在、安倍政権の支持率は70%を超えているし、株式市場は5年ぶりの高値水準にある。過去の失敗からどのような教訓を学んだのだろうか。今回どのようにスタイルを変えたのか。

前回首相を務めたとき、私は政策に優先順位を付けていなかった。すべてのことを同時に決着させようとして、挫折した。首相を辞任した後の6年間、私は人々の声に耳を傾けようと全国を訪問した。長引くデフレと円高のせいで職を失った人々の苦しみに、各地で耳を傾けた。未来への希望を失っている人もいた。当然、今回の政権ではデフレから脱却し、強い経済を取り戻すことを優先課題に据えた。人々の懸念に対処できるように適切に政策の優先順位を設定した。その結果、具体的な成果がもたらされつつある。政権への支持率が高いのはそのためだろう。・・・


北極圏の未来
―― 北極圏サークルの立ち上げを
(2013年6月号)
オラフル・ラグナル・グリムソン/アイスランド大統領

アイスランドの氷河はヨーロッパ最大の規模をもっているが、この氷河の後退は地球温暖化がたんなる理論ではなく、現実に起きていること、それが大きな変化をもたらしていることを物語っている。海面の上昇によって、世界の都市と経済はいずれ大きなダメージを受けると思われる。中国の研究者たちは、・・・グリーンランドや南極の氷床の溶解による海面上昇によって、上海を始めとする多くの都市が水没するというシナリオを想定している。・・・われわれは北極評議会を越えたより大きなプレイヤーを内包するフォーラム、北極圏サークルも立ち上げようと試みている。これは、北極圏諸国だけでなく、アジアやヨーロッパ諸国の科学者、活動家、企業、政治指導者たちが参加するフォーラムだ。


ビッグデータの台頭
(2013年4月号)
ケネス・クキエル/エコノミスト誌データ・エディター
ビクター・メイヤー=ションバーガー/オックスフォード・インターネット研究所教授

歴史のほとんどの時期を通じて、われわれは比較的限られたデータを前提にものを考えてきた。そのような時代に重視されたのがサンプリングだ。ランダムに抽出されている限り、選挙の出口調査のように、サンプリングで全体を推し量ることができた。だがビッグデータの台頭によって、かつては量的に計測できなかった世界をデータ化できるようになった。これによってわかるのは、なぜ現象が起きているかの因果関係ではなく、あくまで相関関係だ。例えば、カナダの医療チームは、未熟児の心臓の鼓動、血圧、呼吸、血中酸素のレベルを含む16の重要な兆候をデータ化し、病気の発症を予見することに成功している。誰が法に触れる行為を行いそうなのか、どのビルで火災が起きそうなのかも、ビッグデータで量的に計測されつつある。ビッグデータは政府の機能、そして政治の本質も変化させることになるかもしれない。だが、それが社会を監視する政府の力を強め、ビッグデータ権威主義を出現させる恐れもある。・・・





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6月号掲載論文から



崔天凱駐米中国大使が語る
北朝鮮、日本、そしてアメリカ

崔天凱


北京は近く経済改革に着手する
― 改革の必要性が障害を克服する

エバン・A・フェイゲンバーム
ダミアン・マ


サイバー諜報とネットワーク破壊の垣根はない
―― バーチャル諜報から物理的破壊へ

リチャード・ベイトリック


アフリカの経済ブーム
―― なぜ楽観論と悲観論が共存しているか

シャンタ・デバラジャン
ウォルフガング・フェングラー


なぜインドは大国とみなされるのを嫌がるか
―― 戦略なき新興大国の苦悩

マンジャリ・チャタジー・ミラー
他、全14本掲載。


Agenda and Current Issues
2013.5.22更新

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Focal Points(過去のトップページ特集)

シリア和平への困難な道筋
――米ロの役割とイラン、
ヒズボラの存在
緊縮財政という危険思想
―― 成長の「原料」は
政府支出が作り出す
デジタル化、データフィケーション
が導く新しい世界
安倍首相が語る靖国・尖閣問題、
アベノミクスの今後
安倍政権の経済・
安全保障課題を検証する
北極圏氷床の溶解が
引き起こす課題と機会
― 海面上昇、新航路の誕生、
手つかずの資源
尖閣と日米中関係の未来
米・パキスタン同盟の
創造的破壊を

以前のFocal Pointsはこちらから>>

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緊縮財政という危険思想

 
マーク・ブリス/ブラウン大学教授
アベノミクスと日本経済
――過激なケインズ主義のリスクとベネフィット
 
ベイナ・シュウ/オンラインライター・エディター
世界に汚染を拡散する中国の環境破壊
  トーマス・N・トンプソン/アナレティックInc 代表取締役
「ビッグデータ」のポテンシャルと文化
  ケネス・クキエル/エコノミスト誌データエディター
ビクター・メイヤー=ションバーガー/オックスフォード・インターネット研究所教授(オックスフォード大学)
東地中海天然ガス資源と領有権論争
  Y・M・ズーコフ/ハーバード大学ウエザーヘッドセンター・フェロー
パキスタン軍と最高裁と政治
  C・クリスティーン・フェアー/ジョージタウン大学講師
 
他全13本掲載
シリア和平への困難な道筋―― 米ロの役割とイラン、ヒズボラの存在
第三の産業革命 ―― モノをデータ化し、データをモノにする
ジャパン・イズ・バック―― 安倍晋三首相との対話
21世紀の資源争奪戦
パキスタン軍と最高裁と政治―― 軍事クーデターからソフトクーデターへ
ベビー・ギャップ―― 出生率を向上させる方法はあるのか
海のならず者と国連海洋法条約――アジアの海を混乱させる中国と米上院
ドローン兵器と実体なき戦争

 

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