<原子炉稼働停止と電力不足> ――フクシマ第1原発はいまどのような状態にあるのか。今後、どのような課題を抱えているのか。 フクシマ第1は世界有数の規模を持つ原発施設の一つだった。2011年3月に巨大地震が起きた時点で3基の原子炉が稼働していた。これら三つの原子炉のすべてで水素爆破が起き、部分的な炉心溶融(メルトダウン)が起きた。2011年3−4月の時点では、原子炉を冷却しようと、ヘリコプター、消防車による水の注入が試みられた。当時は極度の混乱のなかにあった。
事件から2−3週間後には、外部電源との接続が復旧し、冷却ポンプが再び利用できるようになった。数ヶ月後には放射性崩壊熱も低下し、現在は低温冷却の状況にある。 (瓦礫その他を別にしても)現在は施設内をどのようにクリーンアップするかが大きな課題とされている。非常に大量の放射能に汚染された固体、液体が施設内に存在し、これを処分しなければならない。低レベルとはいえ、膨大な規模の汚染物質、数十億ガロンの放射能に汚染された水が存在する。
これをどう処理していくか。アメリカの場合、スリーマイル原発事故から2−3年後に部分的に溶融した核燃料を原子炉から取り出し、それを貯蔵キャスクに入れ、アイダホの国立研究所に送り、現在もキャスクは施設内で保管されている。ここは地上貯蔵サイトで、日本も似たようなことができるかもしれない。原子炉内にある主要な核物質をクリーンアップするには最低でもあと1−2年はかかる。・・・・・・
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Interviewed by Toni Johnson,
Senior Editor, www.cfr.orgCharles D.Ferguson 米外交問題評議会シニアフェロー(科学技術担当)を経て、現在は全米科学者連盟会長。
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