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CFRアップデート
中国経済の今後が明るくない三つの理由
The New Virtual Political System

スティーブン・デュナウェイ 
外交問題評議会
国際経済担当非常勤フェロー

フォーリン・アフェアーズ リポート 2009年12月号


小見出し
はじめに 部分公開
投資・輸出主導型経済の終わり
不備の多い法の支配と政府の経済介入路線
成長を抑制する政治アレンジメント
変化を促すには

<はじめに>

 今後20年ばかりの間に、中国はアメリカを追い越して世界最大の経済国家になる。こうした予測をよく耳にする(もちろん、中国が一人当たり所得でアメリカに追いつくにはもっと長い時間がかかることは誰もが認めている)。

 この予測は、最近における中国とアメリカの国内総生産(GDP)成長率をそのまま未来に直線的に当てはめて考えており、このような短絡的分析なら中国がアメリカを追い抜くという予測が出てきても驚きではない。

 中国のGDPがアメリカの3倍のペースで成長を続ければ、想定される時間枠で中国が世界最大の経済大国になると考えるのは当然だろう。

 しかし、最近の数字を未来にそのまま直線的に当てはめて現実を予測できるだろうか。予測を実現するような高い成長率を中国は今後も維持できるだろうか。

 むしろ、中国経済は今後よろめき出すと考える根拠が三つある。

 第1は、経済を成長させるために、これまで中国が用いてきた投資主導、輸出主導の経済成長モデルの賞味期限が切れつつあることだ。

 今後10年間は外国市場における需要の伸びが鈍化していくと考えられる以上、この成長モデルを今後も維持し続ければ中国の成長率は必然的に低下する。

 第2は、中国が法の支配を依然として確立していないことだ。法の支配を確立しない限り、持続可能な成長や開発を長期的に実現していくのは難しい。契約を順守させ、財産権を保護する適切な法枠組みがなければ、経済成長は長期的には損なわれる。

 第3は、政治状況からみて、中国が急速な成長を維持できるような経済環境を(改革をつうじて)形作っていくのが難しいと考えられることだ。

 中国が経済的ポテンシャルを引き出せるとすれば、これらの課題にうまく対処できた場合だけだろう。

全文はSubscribers' Onlyで公開>>


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