中国のASBMで米空母は西太平洋に立ち入れなくなる
8月末に日本を訪問した米太平洋軍司令官・ロバート・ウィラード提督は、「中国海軍は世界で初めて対艦弾道ミサイル(ASBM)を実戦配備する瀬戸際にある」と記者会見でコメントした。対艦巡航ミサイルはすでに数多く存在するが、弾道ミサイルに比べて、その速度は10分の1程度だし、運動エネルギーも低く、破壊力も小さい。長距離巡航ミサイルの射程は600マイル程度だが、最近のペンタゴンリポートによれば、中国のASBMの射程は少なくとも1000マイルに達する。
中国の戦略立案者は、弾道ミサイルの機動性ゆえに、海洋を航行中の大規模な甲板を持つ空母を攻撃して戦線からの離脱を強いるか、破壊できるだろうと期待している。(ASBM)射程内への米空母のアクセスは困難になるし)中国大陸から大きく離れたポイントからの攻撃目標に向けて戦闘機を出撃させようにも、(目標から600マイル以上離れていれば)次世代の戦闘機にさえ、攻撃を終えて空母へと安全に帰還できるような継続飛行能力はない。対艦弾道ミサイルの射程と精度ゆえに、中国はこれまで何度も表明してきた目的である、主要な米海軍戦力を西太平洋の多くの海域に立ち入れないようにする(アクセス拒否)能力をまさに手に入れようとしている。・・・・
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